Makoto Suzuki−29 Vol.23(8.3.2003)
プレーヤーズゲストはマック投手

マック投手が持ってきた宝物は渡米して1年目の写真 
隣はヤングリーグ神戸須磨クラブで野球を指導する、恩師の西口訓史監督

---どんな監督でした?
野球をすごく知っているということと、指導者としても子どもの教え方が上手いなと 
やってる時はさほどな事は教えてもらっていないという気はしていたんですけど 
教えるというより手が出る方が早かったんで、野球を教えてもらってるというより、よけ方とか(笑)そういうのを
---監督が当時の事をこういう風に振り返っていますんで
---第一印象は?
気をつけした時、腕の長い子だなというのが第一印象でした 膝の手前くらいまでありました
---当時の性格は?
気が強かったですね 人の痛みというのをわからせるために最初はキャッチャーをさせました 野球を覚えさすという意味もあったんですけど、
ワンバン投げられたらどうやとか、自分だったらこうだという気持ちを覚えさす為にキャッチャーをさせました
---体も大きかったし、その当時から?
(中学時代)188cmありました
---ピッチャーの前にキャッチャーをやっていた 面白い着眼点ですね まず相手の気持ちをわからせる
監督の意図もわからず、キャッチャーやれと言われたらやるしかないじゃないですか やってて、投げるほうからだけじゃなく、受けてみる方から見ると色んなことが見えてきたりとか、そういうのは助けになりましたね
---その頃からプロ野球選手とか意志は芽生えてた?
いえ、全然なかったですよ 途中で結果も出てなくやめるというのは色んなスポーツ(空手、水泳、陸上)やってましたけど、あんまりなかったんで、ソコソコ結果が出るまでは続けて行こう、という気持ちだけはありましたけど
---機会があってアメリカへというその時の気持ちを聞かせてください
まあ、きっかけは自分で作りましたけど(笑)(10ヶ月で滝川第二高校を中退)そのきっかけを前の人(西口監督)がサポートしてくれまして、僕も素直でしたから「じゃあ行きます」っていう前に送られました、アメリカへ(笑)
マックにアメリカ行きをアドバイスした西口監督に当時の話を伺いました

彼の才能っていうんですか、当時16歳だったので日本のプロ野球には行けないですし、体もスピードもそこそこありましたので、私は出来ると信じていましたけどね 2人でね、これが最後やな、アメリカ行っても頑張ろうっていう話をしました 誠は泣いていましたよ
---泣いてた?覚えてる?
いや、毎日泣いてましたよ 殴られて(笑)
---甲子園にも行きたかったですか?
甲子園、行かなアカンっていう使命を感じていましたね でも結果的には良かったと思うんですけど
---当時はしんどかったでしょう
いや、全然 自分としては向こうで結果を出して、良い形で日本に帰って来たいというのがその時からありましたからね
結果が出てなくて、オフの間に日本で過ごしてマンネリ化というかそういうのが普通になってきたんで、自分では一番悩んだ時期だったんですけど 苦労かどうかわかんないですけど
渡米後、独立リーグのサリナスでクラブハウスボーイとしてスタート '93年(18歳)シアトルマリナーズと契約 '95年(20歳)メジャー昇格
'96年7月7日メジャーデビューを果たし、その後いくつもの球団を渡り歩き、多彩な経験で大きく成長してきた
そんなマックがファンに望むこととは?
出来れば2軍とかの試合も見に行ける時間があれば、見に行って欲しいなというのはありますね 2軍で頑張っている姿を見て、一軍に上がってきた選手を見る気持ちと、ただ一軍にいる選手を応援するのとでは違うと思うんで そういうファンの野球の見方というのをお願いしたい ---どれぐらい…やっぱり体格に合わせて食べる?
あんまり僕より食べる人はみたことないですね

好きな食べ物は焼き肉ということで、いつもお世話になっている「けいしゅう」 マック投手が子どもの頃から家族と食べに来ていました
マック投手がいつも注文する「あつうす塩タン」神戸黒牛1頭から6人前しかとれない 生でも食べられるそうです あんまり量的にはわかんないですけど、6時に店に入るじゃないですか 店出るのが2時とかですよ(笑)近所のおじさん、おばさん集まってきて2時、3時までどんちゃん騒ぎ(8時間焼き肉食べまくり?) ---もう牛一頭の世界ですね 食生活で気を付けてる面とか?
アメリカでは管理できてたんですけど、日本に帰って来ると焼き肉が多くなったりとか、ラーメンが多くなったりとか そういうのはなるべく控えめにして、シーズンオフになったら少しは多めに食べてもいいかな、っていうのはありますけど
---ファンへメッセージを
野球で結果を出しながら、出来れば色んな人にいい影響を与えて夢を与えて元気出してもらったり、困ってる人は困ってる事を乗り越えてくれるようなプレイをしていきますので、応援宜しくお願いします
---勝って騒ぎましょう
いや、負けて騒いでもいいと思うんですけど(笑)
今週のプレゼントは
「マック 吉井 金田サイン入りイヤーブック」
〒650-8536 サンテレビジョン
「ブルスポエキスプレス イヤーブックプレゼント係」
 3選手の中で誰のサインを希望するかを明記して応募してください 
3/11(火)消印有効
来週は「新生GS神戸徹底解剖」です