「松坂と対決」オリックス新人 期待の本格派  【03.1.30 KTV】


(ワタクシの周りでだけ?大久保投手似と言われている)林アナがレポート

松坂世代といわれたこの年、大輔という名前の由来が元・甲子園の星、荒木大輔に由来するのもまさに松坂と同じ。
MAX152キロを誇るストレートと変化球が持ち味の本格派です。
「同じ大輔で特に意識する選手はいますか?」

「それは多分、松坂君って言わせたいと思うんですけど、彼の高校時代が今の僕の力くらいでしかないと思うんで。
彼みたいに騒がれて入団した訳じゃないですし、大輔対決とかいって周りが騒いでくれて少しでも名前を覚えてくれると嬉しいですけど」
松坂がスライダーなら、加藤君はナックルを持つ速球派。
大学リーグでの通算17勝の活躍も独特の変化球が武器でした。
加藤君の切り札、ナックルボール。
特殊な握りで回転しないボールが空気抵抗を受けて不規則に曲がる変化球です。
「ナックルお願いします!」「揺れた!スゴイ!」

加藤君のナックルはフォークに近い落ち方をする独特の変化球、いわば加藤スペシャルです。
「ナックル、挑戦したいと思います」
私も挑戦しましたが、難しくて指がつりそうになりました。

「どこが悪かったですかね?」「感覚じゃないですか、指先の」「それって練習してなんとかなるもんなんですか?」「なると思う ハイ」
ちゃんとフォローもしてくれて親切に教えてくれた加藤君ですが、この後大学の寮に案内してもらいました。
「お邪魔します おっ、意外に結構片付いているんじゃないですか?」
「昨日3時間かけて掃除したんで」
「ゲームされるんですか?」「好きですね」
「どんなゲームを?」「ロールプレイングとか、今は野球やってるんですけれどね」「ゲームの中でもオリックス命ですか?」「(笑)そうですね」
ゲームが好きという加藤君、野球ゲームでも選ぶチームは勿論オリックス。
練習以外の時でもいつも野球が頭から離れないようです。
そして加藤君は、今回の球団との契約金を妹の高校進学学費に充てたという親孝行で、とても妹思いなんです。

「親は多分県立高校に行くと思ってたんで。私立高校にだだこねて行かせてもらって、それでやっぱ負担かかったんだろうなと思って。恩返しするには何がいいかなと思ったら…妹が大学の間に父親が定年になっちゃうんで」
どんなピッチャーになりたいですか?

「上原さんとか、メジャーで言ったらランディ・ジョンソンみたいな絶対的なエースになって、あいつが投げたら勝ち星が計算できると周りから思われるようなピッチャーになりたいです」